【レビュー】『親切で世界を救えるか』|ケアの時代に求められる価値観とは?

親切で本当に世界は変わる?
「親切」って、実際どれくらい世界を変えられるんだろう?
誰かに優しくすることが、本当に社会をより良くする力になるのか。そんな疑問に対するヒントが詰まった一冊が、堀越英美さんの『親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門』です。

本記事では、この本の内容をわかりやすくまとめながら、「ケアの時代」に求められる価値観や実践法を解説していきます。
「親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門」のココが良い
- アニメ、映画、本をケア目線で語ってるので知ってる題材なら共感できる
「親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門」のココが残念
- 作品を知らないと、解説部分がピンとこないかも。
- 一部の考察がやや難解で、抽象的に感じる部分も。
- 難しい漢字や専門用語が多く、理解するのに時間がかかることがある。
- 「ケア」の概念を完全に理解するのが難しいと感じる人もいるかも。
『親切で世界を救えるか』ってどんな本?概要と特徴

この本は、アニメや漫画、ドラマを「ケア」の視点から語っている本
かな。

この本は、ポップカルチャーを「ケア」という視点で読み解く評論集。
『鬼滅の刃』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『すずめの戸締まり』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの人気作品を通じて、「ケアできることがかっこいい時代」にシフトしていることを解説しています。

著者は、ケアが「抑圧的で退屈なもの」と思われていた時代から、「クールで重要なもの」として認識される時代への変化を提示。これからの社会で必要な「ケアの在り方」について、多角的に考察しています。

本書のポイント(抜粋)
- 「冷笑文化」から「ケアの文化」へ移行する時代の流れ
- 映画やアニメのキャラクターから学ぶ、ケアの多様な形
- 日常生活でケアを実践するためのヒント
本の感想&レビュー|この本の魅力とは?

「なぜ、鬼の首が斬れない剣士・胡蝶しのぶは子どもたちの人気者になったのか?」
の帯につられて、気になって読んでみました。

✔ ケアの概念が広がる!
「親切=単なる善意」ではなく、「関係性の中での重要なスキル」としてケアを捉え直す視点が新鮮。作品ごとに異なるケアの形を学べるのが面白い。
✔ 親しみやすい題材
アニメや映画、書籍を「ケア」の視点で語っているため、知っている作品が題材であれば共感しやすい。
✔ 具体的なエピソードが豊富
例えば、『鬼滅の刃』では、炭治郎の優しさと鬼に対する共感が「ケア」としてどう機能しているかを分析。身近な物語を通して理解しやすい。
心に響いた箇所はありますか?

正直なかったです!
でも「たしかに」って共感できるところはありました。
- 鬼滅の刃の話
- こんまりさんの話
- PTAの祭りの話
本について何を感じましたか?

むずかしかった!
知らない用語(緩衝材に覆われた自己、多孔的な自己とか)が多く、読むのが大変で、知らない本やドラマの話は流して読んでいました。集中しないと読めない本だなぁと感じました。(自分が目的意識無く読んでいたからかもしれません)
でも、本の中で出ていた、漫画とかアニメ映画とかは一度見てみようという気になり、検索している自分がいました。そういう意味では新しい発見があった本でした。
- 岩本ナオ
- 金の国 水の国
- すずめの戸締まり
あと、世の中「女性を下に見る価値観」になっていると感じたので、気をつけないといけないなぁって。
まとめ&行動のすすめ|今こそ「ケア・カルチャー」を広めよう

『親切で世界を救えるか』は、単なる「親切論」ではなく、現代の人間関係におけるケアの価値を問い直す一冊。冷笑文化を超えて、「ケアできることがクールな時代」へのヒントを与えてくれます。
一部、難解な表現や専門用語が多く、ケアの概念を完全に理解するのが難しいと感じるかもしれません。しかし、新しい視点で作品を捉えるきっかけになり、読む価値は十分にあります。
「親切」や「ケア」について新しい視点を持ちたいなら、ぜひ読んでみてください!
そして、読んだ後は、あなた自身の生活の中で「ケア・カルチャー」を実践してみましょう。

本を読み終えて、難しい本を読んだ!っていう小さな達成感があります。
ビジネス書や自己啓発本と違って「正解が書いていない」んだなぁと。でも何か引っかかるものもあり、結果読んで良かったと思っています。