【レビュー】かいけつゾロリ 1巻 『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』|ゾロリの冒険が始まる!親子で楽しむ初めての一冊


「いたずらの王者になる!」という夢を持つゾロリが、双子のイノシシ、イシシとノシシと共に繰り広げる冒険の始まり。
記念すべき第1巻『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』は、笑いとドキドキが詰まった一冊です。
この記事では、そんなゾロリ第巻の見どころや、子どもたちの反応を保護者目線でレビューします。
『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』
基本情報

- タイトル:かいけつゾロリのドラゴンたいじ
- シリーズ巻数:第1巻
- 作者:原ゆたか
- 出版社:ポプラ社
- 出版日:1987年11月
- ページ数:85ページ
- サイズ:A5判(約216mm x 154mm)※シリーズ共通
- 主な対象年齢・学年:小学校低学年(主に1〜3年生)
- ジャンル:児童書(読みもの+まんが形式)
- 価格:1,210円(税込)
- 読みやすさ:全ページふりがな付き、イラスト豊富、1話完結型

あらすじ紹介(ネタバレ最小限)
いたずらの王者を目指して旅をしていたゾロリ。
ある日、双子のイノシシ、イシシとノシシと出会います。
この国のお姫さまが結婚すると聞いたゾロリは、花婿になろうと計画を立てますが、なんと結婚式の最中にドラゴンが出現し、お姫さまをさらってしまいます!
「ドラゴンを退治してお姫さまを助ける!」
ゾロリは王さまにそう誓い、知恵とアイデアでドラゴン退治に挑むことになります。
どんな子におすすめ?

- 冒険やミッション系のストーリーが好きな子
- ユーモアやギャグが好きな子
読んで感じた魅力(レビュー・分析)
ゾロリの“ずる賢さ”は、実は創造力とチャレンジ精神のかたまり

ゾロリは決して正義の味方ではありません。むしろ“いたずらの王者”を目指すキャラクターです。
ですがそのずる賢さには、柔軟な発想やピンチを切り抜ける機転、目的を実現するための戦略的思考が詰まっています。
表紙カバーの違いはなし


最近の巻にはカバーと表紙に違いがあったり、中身に「赤い飛行機」や「ねこ」が隠れていたりするのですが、1巻ではカバーによる違いはありません。
子どもの反応・親子での会話
4歳妹のお気に入りページ

「あっかんべー」してる顔がおもしろい!とのこと。
8歳兄のお気に入りページ

「いたずらの王者」になる夢を語るゾロリ。
まとめ|まずは1冊目!ゾロリの魅力がぎゅっと詰まった冒険のはじまり
『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』は、ゾロリシリーズのはじまりの物語。
ちょっぴりズルくて、でも頭がよくてピンチにもめげないゾロリの姿に、思わず「応援したくなる!」という気持ちになるはずです。
お話のテンポはサクサク進み、ところどころに笑えるポイントがたくさん。子どもはもちろん、大人も「ふふっ」と笑いながら読めるので、読み聞かせの時間がぐっと楽しくなります。
そして、ゾロリがイシシとノシシに出会うのもこの1巻から。これから長~く続く“ゾロリ3人組”のスタートが描かれていて、「ここから始まったんだなぁ」と、ちょっと感動してしまうかも。
表紙カバーも昔からあまり変わらず、親世代が読んでいた頃と同じデザインなのも嬉しいポイント。親子2世代で同じ本を読めるって、なんだか素敵ですよね。
はじめてゾロリを読むなら、やっぱりこの1冊目から。「読書って楽しい!」という気持ちのきっかけになる一冊になると思いますよ。
