【レビュー】かいけつゾロリ 4巻 『かいけつゾロリの大かいぞく』|ワクワクの宝探し!冒険とやさしさがつまった名作


「かいけつゾロリの大かいぞく」は、笑いとドキドキの冒険がぎっしり詰まったゾロリシリーズの第4巻。
今回はゾロリたちが“海賊”になって、大海原で宝探しの大冒険に挑みます。
ゾロリならではのイタズラ心やユーモア、魔法の杖や仕掛けいっぱいの黄金のオウムなど、不思議なアイテムも盛りだくさん!
海を舞台に次々と起こるハプニングや、ピンチを乗り越えていくゾロリたちの姿に、ページをめくる手が止まらなくなる1冊です。
『かいけつゾロリ いただき!!なぞのどデカダイアモンド』
基本情報

- タイトル:かいけつゾロリの大かいぞく
- シリーズ巻数:第4巻
- 作者:原ゆたか
- 出版社:ポプラ社
- 出版日:2023年12月
- ページ数:85ページ
- サイズ:A5判(約216mm x 154mm)※シリーズ共通
- 主な対象年齢・学年:小学校低学年(主に1〜3年生)
- ジャンル:児童書(読みもの+まんが形式)
- 価格:1,210円(税込)
- 読みやすさ:全ページふりがな付き、イラスト豊富

あらすじ紹介(ネタバレ最小限)
前作でもらった「3回だけ使える魔法の杖」。その使い道をめぐり、ゾロリたちは“海賊になる夢”を叶えるべく大海原へ出発!
途中で出会った溺れているライオンの親分を、ノシシが魔法の力で救う場面はとても心温まります。その浮き輪の“星型の穴”が、のちの宝探しのカギになる展開も見逃せません。
一方、ライバルのタイガーも現れてゾロリたちを追い詰めますが、ゾロリたちは偶然やアイディアで何度もピンチを切り抜けていきます。
魔法で生み出された「かいぞくせん」や、仕掛け満載の黄金のオウム、そしてクジラの登場など、冒険とユーモアがたっぷり詰まったお話です。
どんな子におすすめ?

- 冒険や宝探しが大好きな子
- ドキドキする展開やハラハラするお話が好きな子
- 魔法やおもしろい仕掛けが好きな子
読んで感じた魅力(レビュー・分析)
冒険と友情がいっぱい
ゾロリたちの「冒険したい!」っていう気持ちと、困っている仲間や動物を自然に助けちゃうやさしさが、このお話のあちこちに出てきます。
イタズラ好きなゾロリですが、本当はとっても思いやりがあるんだなぁと感じました。
しかけやアイデアが盛りだくさん

お話の中には、星型の浮き輪の穴、おうごんのオウム、しおふき穴からジュースが出てくるゾロリの海賊船など、子ども心をくすぐるアイデアがたっぷり!
「こんな船あったらいいな」「こんな宝探ししてみたい!」と想像が広がります。
ラストまでワクワクが続く

最後に出てくる宝物や、ゾロリたちの新しい冒険への期待感もたっぷり。読み終わった後も、「また読んで!」と言いたくなるような、何度でも楽しめる一冊です。
カバーの変化は無し


子どもの反応・親子での会話
4歳妹のお気に入りページ

目が回っている姿にニヤリ!!
8歳兄のお気に入りページ

地図が気になる。
まとめ
「かいけつゾロリの大かいぞく」は、ゾロリたちが夢中で宝探しに挑む、大冒険の物語です。読んでいると、まるで自分も海賊の仲間になって一緒にワクワクドキドキしているような気分になります。
この本の一番の魅力は、ピンチのときでもゾロリたちがあきらめずに知恵をしぼったり、思わず笑ってしまうような方法で困難を乗りこえたりするところ。「どうやって切りぬけるんだろう?」とページをめくる手が止まりません。
また、ゾロリやイシシ、ノシシが見せるやさしさや、仲間を大事にする気持ちもとても素敵です。みんなで力を合わせたり、困っている人を助けたり、仲間を思いやる気持ちが、自然と伝わってきます。
物語の中には、魔法の杖やしかけいっぱいの海賊船、金色のオウムなど、「こんなのあったらいいな!」と思えるアイデアもたくさん登場します。読んだあとには、自分も宝探しをしたくなったり、おうちの中で冒険ごっこが始まるかもしれません。
読めば読むほど、新しい発見やおもしろさが見つかる一冊です。ぜひ、ゾロリたちといっしょに大冒険の世界を楽しんでみてください!
